宝塚 月組公演 マジシャンの憂鬱@09/09

先日の神戸でのメインイベントはこれでした。タカラヂカでびゅー!!学生なんで、B席5000円強の一番安い席でしたが十分楽しかったです。劇場もそんなに広くないし。出演者の顔が見分けられるほどではないにしろ、声で大概分かりますしね。


本編の前に、MAHOROBAという話をやってたんですが、眠さピークであんまり覚えてない…。これでは本編で寝てしまう!と危機感を抱き、そのあとの幕間爆睡。起きたらちょーど始まる前でした。
舞台は20世紀のヨーロッパ。瀬奈じゅんさん演じるマジシャンがでたらめに言った透視が当たって、それを聞きつけた皇太子が自分の妻の死の真相を解き明かしてほしいと依頼し、物語が動き始めます。
ストーリーは最後がちょっと走った感がありますが、終始テンポ良く進み、それぞれにつながりがあり、安心して見ていられます。宝塚は、超舞台的演技で、歌とかバンバン入ってくる格調高い感じかなぁ、と勝手に思っていたのですが、
様々なところに笑いのポイントが存在していて、それがもれなく面白い。
踊りに関しては、「隙がない」です。隅々まで揃っているし、劇の中に全ジャンルの踊りの要素がつまっているのに、どこをとっても完璧。ドタドタしていないし、優雅でもあり力強くもあり素敵です。そのひとの役柄が表れる踊りというか…。男役と娘役ではやっぱり違うし。あと、すっごい初心者なんですが、音楽ってオケが生で演奏してるんすね。びっくり。
歌もいいですよね。音がマッチしている、歌詞が聞き取れる、感情をのせられるのが揺ぎ無いし、至って普通に歌うの。力みとかが全くない。
主役を演じていらっしゃった瀬奈さんは、声がいいですね。あの声であの台詞回しされると最高です。かっこつけきってるのー。ほれぼれする。じんさん然り、分かりやすい声フェチ。
宝塚の花形って、やっぱり男役だよなぁって思いました。演じてる人たちが、人を惹きつけるかんじがするし、現実にいないからいいんですよねぇ。
最後のラインダンスとか大階段とかの「お約束」も見れたし、なんだかいい時間を過ごせた気がします。で、最後意外とあっさり終わった。カーテンコールとかそういう類のものはないんだね。終わったら、猛然と出口に向かうひとたちがいた。多分、出待ちの方々ですよね。
客層はほぼ女性。でもみなさんなんとなく、品がよろしいですね…。あと、劇場の横に公式ショップがあったのですが、写真・CD等々充実の品揃えでした。ジャニショじゃなくて、アイドルショップみたいなかんじね。もっと格調高いけど。ムラサキの袋がトレードマークです。
と、まあこんなかんじでした。(どんなやねん)また行きたいと思いました〜。楽しい。