いまこの場にいる、すべての人に花束を渡したい気持ち

カレンダーの感想も書きたいけど、今日はバイトが最後だったので完全に懐古・自己満エントリを上げます。あ、ちょっと酔ってるし、スルーして下さい。




私が大学1年の時から続けてきたのは、レジ打ちという地味にも程があるアルバイトで、就活のときに自己PRにどう使うか困ったもの。考えればどんだけでも書けるのになw振り返ればとても恵まれたアルバイトで、時給は4桁だったし、シフトも自由で全部自分の希望が通ったし、急な変更もできたし、社割もあった。レジ打ちといえば女の園なのですが、パートのおばさん達もみんないい人でとてもかわいがってもらいました。また、一緒に働いてたバイトでは同い年が10人ほどいて、友達もぐーんと増えました。夏のBBQ、冬の鍋・ボード等リア充ぽいことも沢山しました。それだけでも十分だと思うけど、仕事そのものからも学ぶことが多かったです。
レジ打ちは最大回数の最短の接客業です。何かを買うときレジに必ず行くし、最低限のラインを守っていれば精算は早いほどいい。たかがレジ打ち、されどレジ打ち。ほんの一つの工夫でレジ精算の時間はかなり短縮されます。マニュアル通りにやるだけでなく、混雑に応じた行動、お客さんに合った対応を「考えて」することが大切なんですよね。「考えて」「判断して」「行動する」には、経験を積むしかないのだけれど。同僚から「接客丁寧だねー」って言ってもらった事があるけど、その理由は「声」だと思います。流れ作業的な言葉ではなく、「ありがとうございました」を筆頭に常に感情を乗せた言葉遣いをするようにしてました。それでもまだレジ対応の最適化には程遠い。接客って奥が深いんですね。
で、声を大にして言いたいのは、「誰もが一度は接客業をするべき」ってことです。そうすれば、人はちょっと優しくなれる気がする(笑)「ありがとう」「どうもー」の大切さを知るはず。
仕事は楽しいばかりじゃなくて、もちろん大変なこともあって、夢に見た。永遠に商品をスキャンし続ける夢とか、閉店時間になってもお客さんがわんさか溢れ返ってpgrになってる夢とか。基本的に年中無休で、特に年末年始の忙しさはパネェので、よくうなされました。
ほんの数時間でモノの値段が変わることも、給料日の次の日に万札が多いことも、みんな年中行事やイベントに乗っかっていることも、世の中には非常識な人がいることも、でもそれ以上に「ありがとう」を言ってくれる人がいることも、そしてどあらに会ってわっしゃわっしゃしてもらったことも、自分が頼りにされる嬉しさも、全て今までここでアルバイトしてきたおかげです。
社交辞令だったとしても「辞めたらいつでも戻っておいで」と言ってくれた副店長。ロッカーにこっそりプレゼントを置いてくれたチーフ。「顔見せに来てねー」「寂しくなるねー」「泣いちゃうよー」と言ってくれたパートさんたち。
今日、私はアルバイトを卒業した。教室の机では学べないことを学んだ。稼いだお金は消えるけど、この経験は絶対に消えない。ありがとうございました。